2008年03月29日

映画80 アカデミー賞受賞作品 『ノーカントリー』

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今回は第80回アカデミー賞を受賞した、
『ノーカントリー』(NO COUNTRY FOR OLD MEN)を紹介。
2007年アメリカ制作。122分。
コーマック・マッカーシーの『血と暴力の国』の映画化作品である。
(原作はまだ未読)
なかなか良い作品だと思う。アカデミー賞を受賞したのは当然か。
この映画が言わんとするのは、古い時代が去り、
新しい時代、世代が来たという意味だと思う。
だから、老人の(ための)国は無い・・・という様な題名になっている。
ハビエル・バルデムが演じるシュガーという殺し屋がすごく不気味で怖い。
(冒頭シーン、保安官を絞殺して殺すシーンがすごくリアル)
古い時代の殺し屋は居なくなり、それに殺しの手口、犯罪の手口さえも
時代と共に変化してしまった。今までの犯罪は明確な理由があった。
今はそれさえもない。

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2008年03月22日

読書 『オーブリー・ビアズリー/世紀末、異端の画家』239冊目

beardsley003.JPG

世紀末、悪魔的エロティシズムの画家、ビアズリー。
衝撃的なデザイン感覚とジャポニズムで時代を席巻。
ビアズリー作品および関連図版を140点掲載。
近代デザインの誕生からモダン・スタイルの確立まで言及。
(本書の紹介文より抜粋)

今回は、河村錠一郎編著
『オーブリー・ビアズリー/世紀末、異端の画家』を紹介する。
河出書房新社1998年刊行。
本書はビアズリーの紹介本であるが、
特記すべきはアラステアも紹介されている事だ。
多くは無いが、アラステアについても紹介されている。
本書には、Alastairがアラスターと英語読みになっている。
執筆者河村錠一郎の専門は英国なので、英語読みなのだろう。
しかし、一般的にはアラステアと表される。
Alastairの母国はドイツなので、アラステアの方が
発音的には正しいと思われる。

本書には、アラステアの簡単な紹介がされている。
(以下本書から抜粋)
「アラスター(本名ハンス・ヘニング・フォン・フォークト)は、
一八八七年にドイツのカールスルーエで生まれている。
本人の言によれば、さる王家のご落胤で、フォン・フォークト家に
里子に出されたのだという。マールブルグ大学で哲学を学んだが、
美術は独学で、ヨーロッパ中を旅し、その多彩な才能と話術
(母国語のドイツ語のほかに英語、フランス語が達者だった)
きわめて個性的な生活スタイルで社交界の人気者になった。
愛する女性には金に糸目をつけず、豪華な花束を贈りつづけ、
ホテル代が金に困っている時でもその習慣を止めなかった。
それほど服装も生活哲学もダンディなアラスターには次々と
恋人が出来た。男の恋人もいたようである」
この様に記されている。
これを読むと、とても興味深い人物で有る事が判る。
このアラステアの記述箇所に、(私も架蔵している)
サロメの挿絵が挙げられているが、
それは1922年版(初刊行)ではなく、1925年版のものである。




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2008年03月16日

YO!ネオ・トージョー 音楽18&19 『凶気の桜 サウンドトラック』

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以前、窪塚洋介主演、高橋マリ子共演の映画
『凶気の桜』(2002年)という映画が有った。
そこで使われている、ラップ(サウンドトラック)が気に入って時々聴いている。
それは、曲名「ジェネレーションネクスト」(キングギドラ)と
曲名「凶気の桜」(K-DUB SHINE)の二曲である。
この映画にはラップが似合うが、また窪塚洋介にもこの映画が似合っている。
正に彼の為の映画の様だ。
高橋マリ子も共演しているが、この映画の彼女は気品を感じる美しさである。
曲はYOUTUBEで”今なら”聴く事が可能。

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[レーベル] 東映ビデオ
[監督] 薗田賢次
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2008年03月09日

『Georges Claretieの蔵書票』(Exlibris)

geoegesclaretie001.JPG

今回紹介するのは(私の架蔵する)洋古書に貼られた、
蔵書票である。
票主のGeorges Claretie(1875-1936)は
(アカデミーフランセーズ会員の)
Jules Claretie (1840-1913)の息子である。
(ちなみに本票が貼付されているのは
18世紀にベルギーのアントワープで出版された古書)
本票の制作者は不明だが、Art Nouveauのデザインが美しい。

蔵書票の美 (小学館ライブラリー (116))蔵書票の美 (小学館ライブラリー (116))
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[著者] 樋田 直人
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[発売日] 1998-11
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2008年03月05日

『蔵書票作家 中嶋清八』(Exlibris)

nakajimazousyo002.JPG

先日の事、蔵書票をネットで検索していたら、
素晴らしい蔵書票作家を偶然発見しました。
その人物の名は『中嶋清八』という方で、
人形と蔵書票を作っておられます。

中嶋清八さんのブログ
(彼の素晴らしい作品群を見る事が出来ます)
http://53435481.at.webry.info/

中嶋さんの制作する作品はどれもがとても美しい。
特に、この写真の蔵書票は素晴らしい傑作だと思います。
彼の作品は非常に緻密で繊細、それに的確で鋭敏な描写。
彼独特の感性と艶麗な世界観は、
他者には決して真似出来ません。

今回、中嶋さんに頼み込んで、
一点(E.A.)譲って頂きました。
大変満足しています。
(この蔵書票に私は一目惚れをしたのです)
やはり実際に手にとって見ると,
実に丁寧な仕事ぶりが良く判ります。
この蔵書票は自分の感性と合致したのです。
作家は星の数ほど存在します。
しかし相性が合うのは決して多く有りません。

中嶋さんの作品は、類稀な感性と卓越した技術と
彼だけの世界観の見事な結晶だと思います。
本作品を見ますと、厳粛なる静寂を感じます。
(絵なのに、そんな感じがします)
どんな音でさえも聴こえない。
恐ろしい程の静けさを感じます。
そんな静寂が支配する世界を私は感じるのです。
これから活躍が大いに期待出来る作家です。
世界に通用する実力を充分に持っています。

銅版画・江戸川乱歩の世界銅版画・江戸川乱歩の世界
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[タイトル] 銅版画・江戸川乱歩の世界
[著者] 多賀 新
[種類] 単行本
[発売日] 1988-05
[出版社] 春陽堂書店

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