2008年04月21日

女ガ女ノ情念ヲ描ク 日本画家『松井冬子』

matuifuyuko002.JPG

2008年4月20日にNHK教育で放映された、
ETV特集 「痛みが美に変わる時〜画家・松井冬子の世界〜」を見た。
松井冬子は、やはり美しかった。
彼女の描く日本画も美しいが、彼女も美しい。
彼女そのものの存在こそは芸術である。
松井冬子の存在は以前から気になっていた。
彼女の個性的な画風は、見る者を圧倒する。
彼女の美しさも、また圧倒されるばかりだ。
松井冬子はいつも女を誇示する様な服装している。
誇示というよりも、女女していて、誠に女らしいカッコである。
女が女であることを誇りにし、それを意識した服装をしているのが一番良い。
女しか出来ない服装もあるし、また今しか出来ない服装もあるはずだ。
女として生まれたからには、それを充分に活用していくのが
最適な生き方だと男の私は常に思う。
女らしさを捨てた女は、男から見て、魅力に乏しい。
女はいつでも女でいて欲しい。(男には女の代役は決して出来ない)
そう言えば、以前、相当昔の事だが、私の友人がこの様な事を言った。
「おっぱいの触感、あのプニュプニュとした感触は
おっぱいしかない。どんなものでも代用できない」

会田誠の作品「犬」「切腹女子高生」もインパクトがあったが、
松井冬子の作品もインパクトがある。
彼女の絵はとても上手い。あれほどの写実性には驚嘆するしかない。
彼女が美人画家であるが故の話題性も有るのだろうが、
それだけではなく、彼女の作品自体も誇張無しにとても良い。
日本画特有の淡い色彩が彼女の画風にとても合う。
彼女の画風は(良い意味で)とても個性的である。

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2008年04月19日

映画81 SFホラー映画の名作 『エイリアン』

movieAlien02.JPG

今回はリドリー・スコット監督の『エイリアン』を紹介。
1979年アメリカ制作。118分。
この映画を見た時の事は覚えている。
私が中学生の時だ。
真夏の熱い日、私はワクワクしながら、この映画を見に行った。
その頃、巷では、今となっては(古典的であり、
原始的なゲームである)インベーダーゲームが大流行していた。
勿論、私もそれに熱中していた。
それだけではなく、インベーダーゲームの画面を
プリントしたTシャツまで買って着ていた(><)
実は、映画公開前に(角川文庫から出た)
「エイリアン」のノベライズを読んでいた。
そこに、主人公のシガニー・ウィーバーの写真が載っていた。
クライマックスシーンの下着姿の写真であった。
(今となっては別に何でも無いが)あの頃、
私は思春期真っ盛りであった。
その写真だけでも、私はドキドキしたものであった。

この映画はとてもリアルである。
今まで映画に登場する、宇宙船と言えば、
決してリアリズムには徹していなかった。
この映画は何と現実的であろうか。
貨物宇宙船ノストロモ号は、使い古され薄汚れていたし、
乗組員達の会話も実に生活感に溢れていた。
この映画はSFホラー映画の名作だと断言出来る。
(監督のリドリー・スコットは才能に溢れており、
1982年には、SF映画の名作ブレードランナーをも完成させている)
その頃の映画の常識と言えば、主人公はみんな男であって、
戦うのも男であった。しかし、この映画では、違っていた。
またケインの腹をエイリアンが食い破るシーンや
(人間と思われていた)アッシュが実はアンドロイドだと判明するシーン等、
衝撃的なシーンが多く、意表を突かれた。
それに、コンピューターが告げる、秒読み・・・21、20、19・・・というシーンも
私にはとても印象が残っている。今でも鮮明に思い出す。
ちなみに、この映画によって、私は、H.R.ギーガーを初めて知った。
この映画にはコンピューターが出てくる。
実に未来的だ。なんて未来的なんだろう。
あの頃、コンピュータは未来を具体的に表現する道具の一つとして、
頻繁に使われていたと思う。
まさか、21世紀になって、自分がコンピューターを持ち、
操作する様になるとは、あの頃は想像すらしなかった。
あの頃は、コンピューターというのものは、個人で所有すると言う概念は
(他の人は知らないが)私は持っていなかった。正に隔世の感有り。

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2008年04月12日

絵画24 Hans Baldung Grien『女の三時代と死』

HansBaldungGrien001.JPG

今回は死と老いを描いた、『Hans Baldung Grien』の絵画を紹介する。
Hans Baldung Grienは16世紀に活躍した、ドイツの画家である。
老いと死と時間を題材にした絵画で有名である。

『女の三時代と死(Die drei Lebensalter des Weibes und der Tod)』
(1510年)

この絵は、女の一生を表している。
無邪気な幼女は(まだ何も知らない)無垢な時期。
熱心に手鏡を見、身づくろいをしているのは、
娘が(思春期に達し)生を謳歌している時期。
(勿論自分の身に死が訪れるなんて思ってない)
老婆は(残された時間を示す)砂時計を
掲げた死骸骨の男を見、怯えている。
何故ならば、老婆は(既に老い)死を意識し、
人生に残された時間が少ない事に気付いているからだ。
これは死をテーマにした、寓意画の傑作である。
この様に西洋絵画には死をテーマにした寓意画が多い。

*女の乳房は女そのものと言えるのではないか。
人間の身体で、これほど変化に富む部位はない。
幼児期は平らで、娘になれば、山の様に隆起し、
年老いれば、萎んだ風船の様に、垂れ下がる。
まるで女の人生は花の様である。
咲き誇る時期ほど、人はそれを賞賛し賛美する。

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2008年04月05日

読書 『黄金期の西洋蔵書票』 240冊目

golderageexlibris001.JPG

今回は、クリフ・パーフィット著・日本書票協会監修
『黄金期の西洋蔵書票』を紹介する。
1996年日本古書通信社より刊行。
この様な西洋の蔵書票を紹介した本は少ない。
翻訳されている蔵書票に関する本は殆ど無いので、
その意味では貴重とも言えるかも知れない。
しかし、内容的にはとても薄い。
それほど多種多様に富む、
大量の蔵書票を紹介している訳では無く、
パラパラとめくっていたら、アッという間に終わってしまった。
こんなものが有ると雑然に知る目的だけで考えれば好著。
本に掲載された蔵書票をただ眺めるのではなく、
実際に入手し、その手にとって間近で眺める事こそ最良であろう。
やはり本道たるは、実際に手にとって鑑賞する事である。
特に銅版画の蔵書票は、精緻なので、
写真では全く違う事に驚くはずである。


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