2008年07月31日

日本初の総天然色映画『カルメン故郷に帰る』

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今回は日本初の総天然色映画
『カルメン故郷に帰る』(1951)を紹介。
(1937年公開の「千人針」を除けば、これが初のカラー映画)
軽井沢でほぼ全編を撮影した。
本作品の一部は”今は”YOUTUBEで見る事が出来る。
何故か牛か馬がやたら脈絡も無く登場する。
今から見ると実にシュールな映画である。
都会から来たストリッパーを高峰秀子(*リリイ・カルメン)と
小林トシ子(マヤ朱美)が演じている。
二人はとてもスリムである。
肉感的な豊満な女が良しと言われていた時代にしては珍しい。
まさか大スターでさえもが、昭和26年になっても、
食糧事情が悪かったとはちょっと考えにくい。
二人ともスターなので、当然美人であるが、
どちらかを選べと言われたら、
高峰秀子よりも小林トシ子を選びたい。
小林トシ子は今に近い顔立ちで現代風な感じがする。
それにしても、何と天真爛漫なストリッパーだろうか。
昭和26年という感じが全くしない。
昭和26年にしても1950年代にしても
白黒のイメージが強く、そして暗いイメージが強い。
しかし、この本作品は驚くほど、明朗で底抜けに明るい。

劇中歌が素晴らしいのだが、タイトルが判らない。
「モンテカルロの ひと夜さは 乙なシャンペン かたむけて
浮気まなこの ルーレット ララ 玉がとぶ 甘い夢がとぶ お金なんかは 
無くとも平気 行きましょう 砂漠の果てまでも 手に手をとって、ラブソング・・・」
(小林トシ子は跳ねる、跳ねる、それでいて息切れもしない、さすが19歳)

高峰秀子は1924年生まれなので、
1951年には27歳、2008年にはなんと84歳。
小林トシ子は1932年生まれなので、
1951年には19歳、
2008年にはなんと76歳。
両名とも戦争をリアルで体験した世代である。
どんなおばあちゃんになっているだろうか?誠に興味深い。

昭和20年代、或いは昭和30年代なんて、
今とは違い過ぎて、まるで異世界である。
(私は浅間山荘事件ですらよく覚えていない)

*リリイ・カルメン、マヤ・朱美。どっちも「名前」・「名前」ですな・・・。
ちなみに漫画の架空の人物であるが、
高峰秀子に年齢が近いのは、1922年生まれのフグ田サザエ。
(2008年には86歳)

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[タイトル] カルメン故郷に帰る
[出演]
[レーベル] 松竹ホームビデオ
[監督] 木下惠介
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2008年07月24日

もういくつ寝ると和尚がトゥー 『上原チョー』

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「エンタの神様」という番組がある。
若手の芸人が出演している番組だ。
出演している芸人のレベルは高いとは言えないが、
最近、笑ってしまった芸人がいる。
それは、「明日に向かって飛びたトゥー」の『上原チョー』である。
彼の芸は単純なもので、最初はまったく注目していなかったが、
しかし、ある日じっくり見てみたら、思わず笑ってしまった。
左手を鳥のくちばしのように曲げて、決めポーズ、
それに真剣な眼で、「トゥー」と言われると笑ってしまう。
予定調和で、まあ宴会の余興レベルと言えば、そうかも知れない。
しかし彼のギャクにハマルと面白い。
あの芸は彼だからこなせるもの、他の人間では笑えないだろう。
あの彼の独特の雰囲気、あの彼の特有の動作、あの声、
あの「トゥー」という素頓狂な発声、声のトーンが複雑に絡み合って、
絶妙な味を出している。無理やりな笑いも、
勢いだけの強引な笑いも私は好きではない。
しかし『上原チョー』の「トゥー」だけは別だ。あれなら許せる。
人生に本が必要な様に、人生に笑いも必要である。
笑いはどんな特効薬にも勝る。
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2008年07月12日

『世界一有名な日本人はジャッキー・チェンとブルース・リーです』

nisekanji001.JPG

ネットを彷徨していて、アメリカの面白いサイトを見つけた。
どうやら販売しているらしいが、果たして買う奴はいるのか?
どう考えても正真正銘の日本人、ネイティブの日本人では無いのは明白だが・・・。

それにしても外人は、忍者とかサムライ、武士道ばっかだな。
まあ、それしか興味ないし、それしか知らないんだろうけど。
ここまで固定化したイメージしか持っていないというのは、
もはや強迫観念に近いな。
(武士階級など、そもそもは人口の5%程度しか居ないんだけどなぁ〜)

最後に有名なジョークを二つ。

信号待ちをしていると2人組のお兄さんが「おまえは日本人か?」と聞いてきました。
「そうだ」と答えると「漢字のタトゥー(刺青)を彫ったんだけど、
どういう意味か教えろよ」と言うので、見てみると『台所』と大きく彫ってありました。
「キッチンだよ」と教えてあげた後の、悲しそうな顔が忘れられません。

LAで信号待ちをしていると気の良さそうな2人組のお兄さんが、
「おまえは 日本人か?」と気さくに 聞いてきました。
「そうだ」と答えると「漢字のタトゥー(刺青)を彫ったんだけど、どういう意味か教えろよ」
と言われ差し出された腕を見ると『武蔵』と彫ってありました。
「日本で最も有名な剣豪だよ」と伝えると彼は満面の笑みを浮かべていました。
続いてもう一人が腕を差し出すと、そこには『朝鮮』と大きく彫ってありました。
「KOREAだよ」と教えてあげると「え?challengeぢゃないの?」と驚いた表情で
聞き返してきました。
漢字が違うことを教えてあげた後の彼の悲しそうな顔が忘れられません。
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2008年07月05日

恋も夢ものぞみも捨てて 懐かしきTVドラマ07『キイハンター』

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今回は、1968年4月6日-1973年4月7日までTBS系列で、
毎週土曜日21:00〜21:56に放送された、『キイハンター』を紹介。
1970年代後半か1980年代初頭に再放送で見た覚えがある。
丹波哲郎、野際陽子、谷隼人、大川栄子、千葉真一、川口浩が
出演していますが、皆若いです。当時の若手ですね。
大川栄子が若くて、カワイイです。(正直好みです^^)
『キイハンター』の主題歌「非情のライセンス」を野際陽子が
歌っているのですが、大人の世界です。
ハードボイルドですね。正に非情。

ウフン ラムール(愛)   ウフン ラモール(死)
あ ゝ あの日 愛した人の 墓に花をたむける あした
あ ゝ きのう 恋して燃えて きょうは 敵とみかたの 二人
恋も夢も希望(のぞみ)も 捨てて 命賭ける 非情の掟
あ ゝ だから あ ゝ もっと もっと 愛して

この『キイハンター』の後番組は
『アイフル大作戦』(1973年4月14日〜1974年5月4日)で、
主演は小川真由美、他の出演者は谷隼人、松岡きっこ、西田健、川口厚。
小川真由美は、当時、”大人の女”(マダム)みたいなイメージですね。
『アイフル大作戦』の主題歌「Viva!アイフル」が歌っています。
歌詞がなかなか良いですね。
もしも私が 男になったら、私はきっと私みたいな、女に惚れるわ・・・。
松岡きっこと言えば、11PMの司会をやっていたのを思い出します。

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2008年07月02日

惚れた晴れたが交差点 『トラック野郎』

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今回は、昔、良くTVで放映されていた、
菅原文太、愛川欽也主演の『トラック野郎』を紹介。
*小学生の頃、(今となっては確実ではないが)
劇場で見た覚えがある。
今から思えば、トルコ風呂ネタが多かったと記憶している。
まあ下品と言えば、下品だが気取らなくて良い。
何作も作られたが、今でも覚えているエピソードは、
星桃次郎が女子大生(あべ静江)に恋する話である。
太宰なんか星桃次郎は知らなくて、食べ物と勘違いしたり、
太宰が文学者と判ると早速古本屋で全集を買い、読み始めたり、
学生服まで買い込んで、それを着て、行きつけのドライブインで
「君!コーヒーをくれたまえ」と言ってみたり・・・。
この『トラック野郎』シリーズはパターンは決まっていて、
予定調和の映画である。
一番の見どころは(ドライブインでの乱闘も捨てがたい)
毎回事情によりA-B地点までトラックを飛ばすことになるが、
その際に、トラックの装飾が岩や木の枝によって破壊され、
また車体が汚水にまみれ、
トラックがボコボコになっていくシーンである。

この主題歌「一番星ブルース」を
YOUTUBEで時々聞いている。
ド演歌であるが、実に良い曲である。
今となっては考えてみれば、
この映画は昭和を象徴するようである。
外国にもコンボイ等トラック乗りの映画はあるが、
しかし、ここまで車を過剰な程装飾する例は、
フィリピンのジプニーを除いて殆ど無いはず。
これも我が国独特の美意識、個性であろう。

*1970年代後半の小学生にとって、
こんな映画を見るしか選択は殆ど無かった。
(怪獣ものや子供マンガ祭り等は有ったが子供過ぎた><
帯に短し襷に長し。
今みたいな、オシャレな映画なんか無かった時代である。

トラック野郎 御意見無用トラック野郎 御意見無用
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[タイトル] トラック野郎 御意見無用
[出演]
[レーベル] 東映ビデオ
[監督] 鈴木則文
[種類] DVD

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