2011年02月14日

家畜の様に人が殺される 『カティンの森』

katyn010.JPG
2007年ポーランド制作。122分。
第二次大戦に起きた「カティンの森事件」を題材とした映画。
主な使用言語はポーランド語で、英語ではないので新鮮だった。
ポーランドの兵士が家畜の様に、効率よく、流れ作業でソ連兵に殺されてゆく。
処刑場に車が停止し、ドアを開けられ、引きづりだされ、首と手を縛られ、
後頭部を銃で撃たれるまで、1分もかかっていない。
後頭部を撃たれてからは、穴に放り込まれて、ブルトーザーで埋められる。
その埋められるまでの間、銃剣を持った兵がチェックして、
まだ生きている者を銃剣で突き刺して止めをさしていく。
故郷には、帰ってこない夫を待つ家族がおり、きっと生きて帰ってくると
信じて毎日を必死に生きていくのだが・・・。
下記のKFCの自動的に鶏が殺される映像を見た。
(カティンの森での処刑の様に、効率良く自動的に殺していく)

KATYN - Oscar Award 2008
(記事投稿時には視聴可能)
http://www.youtube.com/watch?v=SzwQi8Rk2RI

Katyn forest massacre
(記事投稿時には視聴可能)
http://www.youtube.com/watch?v=USZcrMn48Xg

Katyn, ostatnia scena - fragmenty
(記事投稿時には視聴可能)
http://www.youtube.com/watch?v=BlFaOhAwUlU

New Undercover Footage From KFC Supplier
(記事投稿時には視聴可能)
http://www.youtube.com/watch?v=G-Yh5h29r80
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2011年02月06日

『IFAA/OBLIQUE アイファ/オブリック展』V

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ミニアチュール「紋章的自画像」の鉛筆画を初めて見たのは、
中嶋さんのブログでした。
http://53435481.at.webry.info/
私が今回購入したのは、オブリック展に展示中の
鉛筆画のミニアチュール「紋章的自画像」を、若干縮小し
銅版画にしたもので、これはオブリック展には展示してありません。
銅版画「紋章的自画像」雁皮刷り、
ハーネミューレに貼り込み、1/30
この作品の世界観はとても良いです。
自分の好みです。ナカジマズムが良く出ていると感じました。
『Agnes u. Gustav Drobnerの蔵書票』(Exlibris)
上記は私のブログの古書蒐集日記の蔵書票の記事タイトルです。
以前、この『Agnes u. Gustav Drobnerの蔵書票』(Exlibris)を
記事にしましたが、この蔵書票の様な、二人の人物の対比という構図は
私の好きな構図で、二人の対比という発想が好きなのです。
また「紋章的自画像」の下部に描かれている蛸が良い味を出しています。
思ったりよりも作品が小さく、どこまで細部が描写されているか
実際に見るまでは気になりましたが、細部まで描かれています。
中嶋さんの作品は、どれもが丁寧な描写ですが、
このミニアチュール版画作品「紋章的自画像」も、
また実に丁寧で、繊細に描かれています。
右にブーツを履いた女が描かれています。
この様な版画で、ブーツ、或いはボンデージファッションを
着用したものは見たことが無いということもあり、
よくぞ描いてくれたという思いです。
このようなものは男の欲情装置としての作用がありますが、
作品に関して言えば、なかなか作品化されていないと感じます。
女の版画家もいますが、女自身このようなフェチズムを
作品に注入するという発想が少ないように感じます。
女は女というもの、女の特有さに、気づかないものです。
多くの男が不思議に思うことに、女のいい匂いがあり、
また、手の(餅の様な)柔らかさがありますが、
これらは女自身なかなか気づかないものです。
女が女を、また女が女の持つエロスを、フェチを描かないのは、
女自身が既に男が見たい(知りたい)ものを持っているからでしょう。
中嶋さんの作品は、男の目から見た女であり、また美でもあります。

会場が最終日という事もあり、私が入った後に、
次々に人が来て、ギャラリーが大変賑やかになってきました。
若い方の姿も見えます。
出品者の作家の年齢層に比例し、ギャラリーの客層としては
比較的若めになるのではないのでしょうか。
どんな分野でも世代交代が有ります。
芸術家、それに美術コレクターでも世代交代が有ります。
芸術、美術というのは、決して一部の人たちの物ではなく、
また巨大な美術館に鎮座するものでも有りません。
日常に普遍に存在すると思います。
また実際に買って飾って楽しむものだと私はいつも思います。
その辺の事が多くの日本人には理解されないのは残念です。
全員では無いにしろ、多くの日本人にとり、芸術や美術は高尚だという
意識が有るようですが、決してそんな事はなく、身近なものであり、
実際に飾って楽しむものだと私は思います。
いつも思うことですが、美術作品は作家の名前(言わばブランド)でなく、
作品自体の評価で買って欲しいと思います。
有名ではなくとも、星の数ほど素晴らしい作品がこの日本でも、
毎日作り出されているのに、金太郎飴のように、
極一部の作家だけが注目されるのは如何なものかといつも思っております。
旧来の既得権者(第三の権力或いは第四の権力)のマスメディアに
取り上げるものばかりが最良、或いは最高であるとは限りません。
天才、或いは才能有る人物は、いつでもどこでも身近にいるものです。
既知の美術史に取り上げられる芸術家だけが天才ではないと思いますし、
最高のものを作り上げるとは限らないと私はいつも思っています。

今回、江崎五恵さん、
http://ahirunba.cocolog-nifty.com/blog/
高田美苗さん、
http://www.minae.info/
には時間的な制約もあり、お会いする事が出来なかったのは残念です。
このお二人のブログは、中嶋さんのブログ
http://53435481.at.webry.info/
のリンクからお邪魔して、いつも拝見しております。
お二人とも才能豊かな芸術家です。
特に高田美苗さんは何でも出来る方で、
いつも勉強熱心であり、自己研鑽を怠らない方です。

お忙しい中、お話を聞かせて下さった、
中嶋さんに、この場を借りて、お礼を申し上げます。
どうも有難う御座いました。
おかげさまで、とても楽しい時間が過ごせました。

写真は上から、
銅版画「眠り」(忘却)
鉛筆画のミニアチュール「紋章的自画像」
銅版画「紋章的自画像」の原版
銅版画「紋章的自画像」雁皮刷りハーネミューレに貼り込み
posted by zola at 17:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 絵画・美術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

『IFAA/OBLIQUE アイファ/オブリック展』U

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今回の『IFAA/OBLIQUE アイファ/オブリック展』には
中嶋清八さんの作品が2点展示してあります。
版画「眠り」(忘却)、
それに鉛筆画のミニアチュール「紋章的自画像」

中嶋さんはこの二つの作品について、こう語っています。
「版画「眠り」(忘却)は傷ついた少年と少女の絵です。
彼らは今、しばらくの間、現実から離れ、眠りの中にいます。
少し苦しい眠りです。月は、彼らの不安や、夢想を象徴していますが、
決して暗いものではありません。
中央の人物は眠りをもたらすものを擬人化したものです。
体の下半分は、曖昧にケシの花と溶け合っています。
ケシの花は眠りと忘却を象徴しています。
大きな蛾は、夜の象徴でもあり、変身の象徴でもあります。
眠りはひとつのモラトリアム期間で、
この眠りから目が覚めたときに変革が訪れるという
意味(願い)をこめて、描きました。
横たわる少年や少女の姿を、上から下に落ちるように配置し、
上下や空間が曖昧になるように描いています。
自分の見る夢のイメージにできるだけ近づけようとしました。
高い熱を出したときに、こんなイメージがよく頭に浮かんだものです」

「鉛筆画のミニアチュール「紋章的自画像」は、
文字通り、紋章風に描いた自画像であり、
中央の盾の部分に描かれた9つの図像は、
私が好むもの、或いは表現によく使うイメージです。
人形、頭に翼の生えた天使、月と太陽、正多面体、白い花
(この白い花はタロットカードの愚者のカードに描かれてますが、
無垢の象徴です)蝶、頭蓋骨、悪魔(一筆書きの星は悪魔を
象徴しています。悪魔そのものを好んでいる訳ではありません)
対数螺旋が美しいオウムガイ(数学的な美しさは、正多面体も
そうですが私の大好きなものです)
盾の下には、おなじみの蛸。両側に配置した男女は、
私が好んで描くエロティックなイメージそのものです。
特にサディズムやマゾヒズムを表現しているのではありません。
激しいイメージが欲しいのでこの様なボンデージファッションを描きました」
posted by zola at 17:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 絵画・美術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

『IFAA/OBLIQUE アイファ/オブリック展』T

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会期
前期:2011年1月17日〜1月22日11:00〜19:00
(*22日は17:00迄)
後期:2011年1月24日〜1月30日11:00〜19:00
(*24日は13:00開場、30日は12:00〜17:00迄)
*23日は休廊
会場 青木画廊LUFT
〒104-0061
東京都 中央区 銀座3-5-16島田ビル3階
TEL. 03-3535-6858 FAX. 03-3567-3944

ー出品者ー
【前期】
稲垣恭子/Kyoko Inagaki
井関 周/Shu Iseki
大竹茂夫/Shigeo Otake
大手京子/Kyoko Ote
加藤大介/Daisuke Kato
木村紗由香/Sayuka Kimura
桑原聖美/Satomi Kuwahara
近藤宗臣/Sawsin Kondo
坂上アキ子/Akiko Sakagami
佐々木六介/Roku Sasaki
セガワ智コ/Tomoko Segawa
たつき川樹/Itsuki Tatsukikawa
高松ヨク/Yoku Takamatsu
田中照三/Teruzo Tanaka
中川知洋/Tomohiro Nakagawa
萩原ヤスオ/Yasuo Hagiwara
馬場京子/Kyoko Baba
前澤ヨシコ/Yoshiko Maezawa
三柳智子/Tomoko Miyanagi
渕岡康子/Yasuko Fuchioka
レオ澤鬼/Leo Sawaki
森 妙子/Taeko Mori
桃田有加里/Yukari Momota
安本亜佐美/Asami Yasumoto
山地博子/Hiroko Yamaji
若林さやか/Sayaka Wakabayashi

【後期】
相原みゆき/Miyuki Aihara
浅野勝美/Katsumi Asano
浅野信二/Shinji Asano
伊豫田晃一/Koichi Iyoda
江崎五恵/Itsue Ezaki
及川晶子/Akiko Oikawa
大森伸樹/Nobuki Omori
佳嶋/KaShiMa
北 和晃/Kazuaki Kita
木村友美/Tomomi Kimura
呉宜純/Izu Cre
古賀 郁/Kaoru Koga
佐藤恭子/Kyoko Sato
アンドリュー・ジョーンズ/Andrew Jones
平 千賀子/Chikako Taira
高田美苗/Minae Takada
田中章滋/Shoji Tanaka
中嶋清八/Seihachi Nakashima
長島 充/Mitsuru Nagashima
Toru Nogawa
白翠皇夜/Kouya Hakusui
林 千絵/Chie Hayashi
宮川 光/Hikaru Miyakawa
百瀬靖子/Yasuko Momose
山村まゆ子/Mayuko Yamamura

先日の1月30日(日)に青木画廊LUFTで開催されている、
『IFAA/OBLIQUE アイファ/オブリック展』を見に行きました。
会場のギャラリーには、作家達の作品が展示中で、
この日は最終日に当たります。
昼の12時に版画家・人形作家の中嶋清八さんと
会う約束がしてありました。
青木画廊の3Fまでの長い階段を上ると、ドアがあり、
そこを開けると、すぐに受付があり、
その受付には、中嶋清八さんが坐っていました。
短い間ですが、中嶋さんと色んな話をする事が出来ました。
中嶋さんは、とても愛想が良い方で、素敵な人でした。
彼の作品は独特の雰囲気が有り、異色ですが、
そんな作品がこの様な柔らかな話し方をする方から
生み出されているとは、やはり人物というものは、
決して、個性(作品)とは一致しないものだという事を実感させられます。
独創性とは決して作者の人格、人柄、服装や髪型とは比例もせず、
また一致しないものだと思います。
今回、何故、中嶋さんと会ったのかは、
彼のミニアチュール版画作品「紋章的自画像」を見る為であり、
その作品を実際に見て、気に入ったら買おうと思っていました。
中嶋さんにお願いして、刷りたての作品を会場まで持って来て頂きました。
中嶋さんに作品を見せてもらい、気に入ったので買う事にしました。
posted by zola at 17:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 絵画・美術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする