2011年03月14日

絵画 『Frank Cadogan Cowper』

CowperVanity010.JPG
イギリスの画家
Frank Cadogan Cowper (1877-1958)
上、Vanity(1907)
下、Vanity(1919)
posted by zola at 22:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 絵画・美術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年03月05日

ケッチャムの問題作の映画化 『隣の家の少女』

girlnextdoor010.JPG
2007年アメリカ制作。91分(原題 The Girl Next Door)
ジャック・ケッチャム著「隣の家の少女」の映画化作品。
初めて読んだ時は衝撃は結構有ったと記憶している。
全く救いが無く、全編陰惨な物語である。
いたいけな二人の少女(姉と妹)が、両親を事故で亡くした為に、
親戚へ預けられ、その家で、母親とその二人の男の子に
ネチネチといたぶられるという話で、楽しい気分になれる様な映画ではない。
ネチネチと言えば、泉ピン子の女囚ドラマを思い出すが、
あのドラマでさえも、ただのママゴトを思えてくる程、小説、
そして、その小説を映画化した本作品は陰惨を極めている。
特筆なのは、やはり母親の陰険さ、陰湿さであって、
女の特有のネチネチした、いたぶりである。
検索して判る事だが、実際にアメリカで起こった事件を
元にした物語である。
wikiによれば、「この事件はシルヴィア・ライケンス事件(Sylvia Likens Case)
或いはバニシェフスキー事件(Baniszewski's case)などの名で知られている」

StarFiles: The 1965 murder of Sylvia Likens
1965 torture slaying remains one of Indianapolis' most notorious crimes
(この事件に関する多数の写真を見ることが出来る。記事投稿時には閲覧可)
http://www.indystar.com/apps/pbcs.dll/article?AID=/99999999/NEWS06/80814026

The Girl Next Door New movie Trailer 2007
(記事投稿時には視聴可能)
http://www.youtube.com/watch?v=typY725pjZ4

Jack Ketchum - The Girl Next Door Movie Trailer 2007 - Not Official Trailer
(記事投稿時には視聴可能)
http://www.youtube.com/watch?v=QioV70W9W10

2011年03月01日

フランス流のコメディ風味の冒険譚 『アデル』

AdeleBlanc010.JPG
En cette annee 1912, Adele Blanc-Sec, jeune journaliste intrepide,
est prete a tout pour arriver a ses fins, y compris debarquer en Egypte
et se retrouver aux prises avec des momies en tout genre.
Au meme moment a Paris, c'est la panique! Un oeuf de pterodactyle,
vieux de 136 millions d'annees, a mysterieusement eclos sur une etagere
du Jardin des Plantes, et l'oiseau seme la terreur dans le ciel de la capitale.
Pas de quoi destabiliser Adele Blanc-Sec, dont les aventures revelent
bien d'autres surprises extraordinaires...
D'apres les albums "Les aventures extraordinaires d'Adele Blanc Sec"
de Jacques Tardi Editions Casterman.
2010年フランス制作。107分。監督Luc Besson.
(原題LES AVENTURES EXTRAORDINAIRES D'ADELE BLANC)

今から約100年前、ガブリエル・シャネルがパリに店を開いた頃の物語である。
勿論、映画なので、架空の物語であるが、
時代考証がしっかりしていて、第一次大戦前の、
古き「美しき時代」ベルエポックのフランスのパリが見事に再現されている。
女性の衣装、帽子、それに男性の衣装などが素晴らしい。
もう馬は移動の重要な手段としての役割を失いつつあり、
それに変わって自動車が登場し、切り替わった頃である。
この映画の舞台から数年後、第一次大戦が勃発し、
文字通りの牧歌的な時代は終わりをつげる。
この時代、フランスの挿絵本の黄金時代とも言うべき頃である。
(19世紀末から1930年代までは数々の豪華な挿絵本が
次から次へと作られ、愛書家達の書斎を飾った)
古代エジプトは地理的な好条件もあり、フランスでも古来から研究されてきた。
ジャン=フランソワ・シャンポリオンによる、ヒエログリフの解読は有名である。
またフランスでは、フランス文学(例 ゴーティエ著「ミイラ物語」等)や
絵画等によっても古代エジプトは描かれてきた。

さて、映画の評価だが、最初から期待はしてないので、
それほどは悪くないように感じた。
インディ・ジョーンズの冒険譚を思わせる、このような物語は
アメリカ映画が今まで主流であって、フランス映画では開花する事は
皆無だったことを考慮すれば、まずまずの出来でこれは快挙と言うべきだろう。
何も冒険映画をアメリカ等の英語圏に独占させておく事もないだろう。
19世紀のフランスの新聞小説、または読み物には探偵物ばかりでは無く
このような冒険譚が数多く連載され、また出版された。
一番有名なものは、ジュール・ヴェルヌだろう。
このように、フランスは冒険物に関しては基礎、土台がしっかりとあるので、
あとは制作のみである。
ゾンビ映画、ホラー映画と共に、冒険映画の制作でもフランスに期待したい。
(続編を作る気満々の終わり方である)
あとは魔法魔術の分野で、ハリーポッター等という映画があるが、
この分野の映画でも何も英語圏だけに独占させておくこともないだろう。
古来からフランスは錬金術が盛んな国であったのであるから、
素地は充分に出来ている。
なお主人公アデル・ブラン=セックを演じる、ルイーズ・ブルゴワンは
フランスではお天気お姉さんとして有名である。

オフィシャル・サイト
(記事投稿時には視聴可能)
http://www.adeleblancsec-lefilm.com/

Adele Blanc-Sec - Bande-annonce
(記事投稿時には視聴可能)
http://www.youtube.com/watch?v=d0389lPZdGU

Louise Bourgoin
(記事投稿時には視聴可能)
http://www.youtube.com/watch?v=5yfdS6BGH3Y
posted by zola at 19:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする