2013年06月09日

「マルザボットの虐殺」を題材とした映画 『やがて来たる者へ』

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敵の損失は味方の利益、味方の損失は敵の利益

2009年イタリア制作。117分。(原題L'UOMO CHE VERRA)

正直、明るい映画ではないし、明るい題材の映画でもない。
"明確な"希望が残るような終わり方がある映画でもない。
以前、本ブログで紹介した、『セントアンナの奇跡』には、
イタリアのサンタンナ・ディ・スタッツェーマで起こった、ドイツ軍による虐殺を
描いていたが、本映画も同時期のドイツ軍による虐殺を描いている。
『セントアンナの奇跡』とは違い、本映画には特には見どころはないように
思える。貧しい農村での農民の質素過ぎる生活が描かれる。
電気もない村では、若者の娯楽は小屋の中で踊るダンスくらいなもの。
もし私であったらなら、ただの家畜の様に殺されるのを待つのみであろうか。
どうぜ殺されるならば、道連れに敵を一人でも殺そうとするだろうか。
何もしてなくても殺されるのだから、何かして殺された方がまだマシだろうか。
もし肉親を敵に殺されたら、やはり復讐だけが、敵を一人でも殺すだけが
生きがいになるのだろうか。つい色んな事を考えてしまいました。

L'uomo che verra - Trailer
(記事投稿時には視聴可能)
http://youtu.be/YEsFlxacD-U
posted by zola at 09:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年06月08日

気をつけろ!アメリカではBBAでも銃を持つ 映画『フェーズ6』

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2009年アメリカ制作。85分。(原題Carriers)
いやに元気があるような感染者が近年多く作られているが、
本映画に出てくる感染者がリアリティがあって、
元気がある訳でもなく、また凶暴でもない。
一種のロードムービーであって、どこにでもいそうな若者4人を
軸に物語は進行していく。
しかし、実際あんな状況下でゴルフなんざやる気が出るだろうか。
まあ、あくまでイメージに過ぎないが、
あの脳天気なアメリカの若者ならやるかも知れないとは言い過ぎだろうか。
映画の出来はまずまずで、特に不満は無い。
こじんまりとまとまった映画に感じる。
見ても損はしないが、大きな期待はしないように。
物語としては、最初から最後まで救いなどない。
エンドロールに流れる歌はすごく映画にあっているのだが、陰鬱な歌である。

Carrier Trailer(HD)
(記事投稿時には視聴可能)
http://youtu.be/IwH4bxNK8Os

2013年06月07日

意外な結末 『ゾンビ処刑人』

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2009年アメリカ制作。117分。(原題THE REVENANT)
グロ描写が多少。なかなか良い映画だった。
ジョーイが死んでから、フランケンシュタインを思わすような哀愁があった。
前半はコメディなのだが、後半になり、シリアス調に変わっていく。
まさか、ああいう結末になるとは思いにもよらなかった、意外な結末だった。
バートとジョーイがつるんで夜な夜な悪人を退治していく様は
これこそが男特有の男の友情だなと感じた。
どう考えてもあれは、その身体では、もう食べられないなと思っていたら、
やはり、即座に黒い液をはきまくるし・・・。
メキシコの女云々の問答のくだりは何を言っても、どうせ気に入らないんだろうなと
思っていたら、案の定だった。ジョーイが首だけの状態になり、
あれじゃ誰でも殺してくれと言うしかない状態である。
どうせなら、あのまま、コメディ路線を最後まで突っ走って欲しかった様に思う。
しかしながら本映画は評価が高いのも充分うなづける話で、本当に出来が良い。

The Revenant Trailer (TADFF 2009)
(記事投稿時には視聴可能)
http://youtu.be/WX0Re-w5Vnk

2013年06月06日

正統派ゾンビ映画 『ゾンビ大陸 アフリカン』

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2010年イギリス制作。105分。(原題THE DEAD)
正統派のゾンビ映画であって、ロメロゾンビの様に
ゆっくりと静かに近づいて来る為に、気がつかない。
車を走らせている時には安全だが、一度車を停止させたりすると
どこからともなく、ゾンビが集まってくる。
このような正統派のゾンビは動作がゆったりの為に油断しやすい。
評価は満足、銃撃シーンもリアリティがあり、まるで現実に
起こっているようだ。映画はこの様なリアリティが非常に重要であって
そこがしっかり作られていないと観客は見る気をなくしてしまう。
また、本映画はダラダラしたシーンが殆ど無く、その点でも評価出来る。
通なゾンビ映画ファンにも充分お薦め出来る映画の出来である。
(あの形見のお守りの名前は、日本人には苦笑せざる得ないだろう)

The Dead - Official Trailer
("All we want for Christmas is this movie" - DreadCentral.com)
(記事投稿時には視聴可能)
http://youtu.be/9e6lP7gksV0

2013年06月05日

時間が腐る程あり、忍耐があるまくりの人向けの映画 『クレイジーワールド』

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時間が腐る程あり、どんな事にも寛容で、
例えば蟻の行列を(学者でもねえのに)
小10時間連続で見続けていられる程、
暇で忍耐力が異常な程有る方に向いている映画です。

2011年カナダ制作。83分。(原題The Collapsed)
カナダ、それに劇場未公開、低予算映画という事で
危ない感じがしたが、見てみた。
まあ、最初、GSのところまではまだ我慢が出来たのだが、
これでもかと言わんばかりに、森を延々と親子二人で
歩き続けているという、最高にグダグタな展開に、
やはり伝説の番組THE ガマン状態になり、
最終解脱を目指す修行状態になった。
たった80分ほどの短い映画なのに、なかなか終わらない。
題材は悪くはないと思うのだが、よくここまで駄目な映画に
なったものだと勿論悪い意味で感心した。
オヤジの行動がすごく不自然だし、家族が死ぬ状況が
すごく不自然なので、まさか、あの「アイディンティティ」とか
「ハイテンション」みたいなオチなのかと思っていたら、案の定だった。
音楽もストーリーも陰鬱であり、何一つ救われる事など無く終わる。
この映画を100点満点だとして、果たして20点以上を
つけることができる人がこの世の中に存在するだろうか。

2013年06月04日

ドイツ映画 『アイアン・ドアーズ』

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2010年ドイツ制作80分(原題 IRON DOORS)
最近よく作られている、或る意味、ゲームのような作品の映画。
バイオハザードとかサイレントヒルなどのゲームと同じで
自分ならばどう行動するのかを考えさせるような映画は私は好きだ。
その為に、この映画も見てみた。
悪くはないが、やはり最終的な謎解きは観客に任せる的な感じで
少しは説明が欲しかったように感じた。
しかし私ならば、小便はまだしも、いくら何でもxxxxまでは食べない。
これだけは言える。水分は取らないと確実な死を意味するが、
xxxxまでを食べたとしても、全く知りたくも無いが、何カロリーにも
ならんだろうし、その精神的苦痛を考えても充分ペイするとは思えない。
確かに試験だろう、何らかの意図を持った試験だ。
あの2人はアダムとイブに相当するんだろう。
その為にもしかしたら生存能力を試させられているかも知れない。
ハンマーを打つ時には、剥き出しの手では危ない。
俺だったら、たぶん、あの部屋にあるもので鏨を固定させるような、
挟めるような道具を作るだろう、まだ体力があるうちに。
布が手に入るなら、それを巻いて、予め手を防御することも出来るはず。
水無し、食料無しの状態であるならば、動ける初期のうちに動いておいた方が吉。
時間が経過するに従って、動き続けられる可能性が加速度的に低下していく。
まあ時間潰しにはなるかなという程度の映画。

Iron Doors (2010) Trailer
(記事投稿時には視聴可能)
http://youtu.be/uCupaIqD_b4