2007年01月26日

古書 ハルボウ著 秦豊吉訳『メトロポリス』208冊目

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今回は、ハルボウ著 秦豊吉訳『メトロポリス』を紹介する。
世界大衆文学全集第十五巻として改造社から昭和3年11月刊行。
昭和初期に流行した円本の一冊である。
1924年に書かれた、この作品を原作とし、
映画「メトロポリス」がドイツで制作され、1927年に公開された。
なお、1984年にジョルジオ・モロダーのプロデュースによる
再編集版が世界各地で公開された。
私も1984年当時に、この再編集されたメトロポリスを見ている。

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2006年12月23日

古書 若松しづ子訳『小公子』205冊目

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今回は、若松しづ子訳バルネット夫人(バーネット)著『小公子』を紹介する。
私が架蔵しているものは大正七(1918)年八月三十版発行のもの。
(初版は明治三十年一月)
現在でも少年少女向けの読み物として名高い作品である。
なお、「小公子」は1988年にアニメ化され、テレビの世界名作劇場で放映された。

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[著者] 坂崎 麻子フランシス・ホジソン バーネットFrances Hodgson Burnett
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2006年06月18日

古書 大江健三郎著 『万延元年のフットボール』(1967)188冊目

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大江健三郎の全世界を示し、登場10年
その文学のピークをなす最大の問題作
(本書帯宣伝文より抜粋)

今回は、大江健三郎著 『万延元年のフットボール』を紹介する。
本書は講談社から1967年9月に刊行された。
雑誌「群像」に連載されていたものを訂正し、出版された。
以前、私は大江健三郎著の初期の作品を読んでいたものである。
本書もその中の一冊である。

万延元年のフットボール (講談社文芸文庫)万延元年のフットボール (講談社文芸文庫)
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[タイトル] 万延元年のフットボール (講談社文芸文庫)
[著者] 大江 健三郎
[種類] 文庫
[発売日] 1988-04
[出版社] 講談社

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2006年04月01日

古書 野澤富美子著『煉瓦女工』(1940 第一公論社)161冊目

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今回は、プロレタリア文学、
野澤富美子著『煉瓦女工』(1940 第一公論社)を紹介。
昭和15年5月に刊行されたが、売れに売れたとみえ、
私が所持しているのは、昭和15年8月25日250版。
野澤富美子の短編集である。
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2006年02月19日

古書 モルナアル著 『笛吹く天使』(1938 野田書房)147冊目

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今回はモルナアル著 鈴木善太郎訳『笛吹く天使』を紹介する。
初版1500部特製本。野田書房らしいキチンとした造りの本。
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2006年02月11日

古書 ジイド著『女の学校・ロベエル』144冊目

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『女の学校』は日記体の小説で,前篇には婚約期の楽しい日々が,
後篇では結婚二十年後の夫に対する批判が記されている.
はじめ申し分なく思えた夫も今では偽善と虚栄の化身となっている.
それは夫が変ったのではなく妻の女性としての眼が開けたのである.
―しかし夫の眼には妻はどう映るか.『ロベール』はこの妻に抗議する.
(本書紹介文より抜粋)

今回はアンドレ・ジイド著 
堀口大学訳 『女の学校・ロベエル』を紹介する。
本書は1937年に第一書房から刊行された。初刷二千部。
背はクロスであるが、凝った作りで、さすが第一書房である。
多分、平は装飾紙であろうか・・・。
日本の装丁本には見られないような装丁になっている。
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2006年01月22日

古書 アナトオル・フランス著『エピキュルの園』138冊目

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今回はアナトオル・フランス著 草野貞之訳
『エピキュルの園』 (1929 第一書房)を紹介する。
本書は初版限定1500部である。
なかなか凝った作りで、背クロスマーブル装。
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2005年12月06日

『週刊現代12月12日増刊 三島由紀夫緊急特集号』121冊目(講談社1970)

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三島由紀夫が自刃後、緊急に発売された特集号である。
冒頭に三島の写真が掲載されている。
これは一枚目の写真で三島由紀夫がよく表現されている。
(篠山紀信撮影)

*この三島の写真は人気があり、他のブログサイト等で
よく転載されているほどだ。
(ちなみに『ATSUKI ONISHI』のポスター画像も
我がブログから他のブログサイト等で転載されている)
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2005年12月04日

三島由紀夫原作 映画版『憂国』120冊目 (1966 新潮社)

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今回は三島由紀夫原作 映画版『憂国』(1966)を紹介する。
先日、この映画のオリジナルフィルムが
発見されたという報はまだ記憶に新しい。
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2005年11月27日

古書 細田民樹著『赤い曙』(1930 春秋社)119冊目

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今回は、細田民樹著『赤い曙』を紹介する。
この本は昭和5年5月13日の再版本。
(初版は昭和5年5月12日)
装丁は画家の福田新生。
いかにも昭和初期の装丁である。
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2005年11月15日

古書 ジイド著 堀口大学訳 『一粒の麦』(1933)117冊目

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今回、紹介するのは、ジイド(Andre Gide)
著 堀口大学訳 『一粒の麦(Si Le Grain Ne Meurt)』(上巻)である。
長谷川巳之吉の第一書房より昭和8年9月20日に刊行された。
初版1200部である。総革装天金。
ちなみに上巻のみの刊行である。下巻は存在せず。
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2005年11月01日

古書 金子ふみ子著『何が私をかうさせたか』(1931)112冊目

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今回は金子ふみ子著『何が私をかうさせたか』を紹介する。
金子ふみ子は、朝鮮人朴烈と共に大逆事件を企て、
獄中で自死した、アナーキスト。
この本は獄中で書かれた自伝である。
(本書は春秋社より昭和六年七月十五日刊行の十版)
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2005年08月30日

古書 コクトオ著 東郷青児訳 『恐るべき子供たち』85冊目

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今回、紹介するのは、コクトオ著
『恐るべき子供たち』(Les Enfants Terribles)である。
この本は、仮綴で、白水社から昭和9年に刊行された。
訳者・装丁は東郷青児。(彼は売れない時期には装丁も手掛けた)

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[タイトル] 恐るべき子供たち (岩波文庫)
[著者] コクトー
[種類] 文庫
[発売日] 1957-01
[出版社] 岩波書店

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2005年08月18日

古書 貴司山治著  『ゴー・ストップ(改訂版)』 (1930)77冊目

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今回は、貴司山治著  『ゴー・ストップ(改訂版)』 を紹介する。
プロレタリア大衆小説の『ゴー・ストップ』は、
元々は昭和五年四月一日に中央公論社より刊行されたが、
四月四日に官憲より発禁になった。

この本は改訂版で四月二十五日に刊行されている。
装丁は吉田謙吉。とても良いデザインだと思う。
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2005年08月11日

古書 城左門 訳『夜のがすぱある』(1948 操書房)64冊目

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今回は、城左門(城昌幸)訳『夜のがすぱある』を紹介する。
ベルトラン・アロイジウスの「GASPARD DE LA NUIT」の翻訳である。
この本は1948年に操書房より刊行された。
大変瀟洒な作りな本である。
当時は紙不足で、凝った造本が難しい時代であった。
それにもかかわらず、良い造本にしようという心意気が見える。
装丁は操書房の代表者である、西谷操。
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2005年06月28日

ジャン・ジュネ著 『泥棒日記』(1953)41冊目

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今回、紹介するのは、
ジャン・ジュネ著『泥棒日記』である。
この本は1953年に新潮社から
フランス装(仮綴)で刊行された。
訳者は朝吹三吉。

私生児で犯罪者であり、
何度か投獄もされた、ジュネが語る物語。
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2005年06月16日

6月16日 古書  窪川稲子著 『素足の娘』(1940)

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今回は、戦前の女流作家
窪川稲子(佐多稲子)の『素足の娘』を紹介する。
(佐多稲子は1998年10月13日逝去)
この本は1940年(昭和15年)に新潮社から刊行され、
当時、ベストセラーとなった。
今となっては忘れられた作品であるが、
戦前の生活を生き生きと描写している佳作である。

私が所蔵している本は1940年4月の35版であり、
当時相当売れた事を窺がわせる。
この本の元所有者は本を大事にしており、
文房具屋の包装紙でカバーを作り、
そこに購入月日、タイトルを書き入れている。
(検閲を恐れ)本の内容は伏字ばかりだが
元の所有者は、そこに書き込みをしている。
想像で書いたのかも知れない。
元の所有者を考えると面白い。
どこに住んでいたのか?
年齢はいくつなのか?
生活環境は?等々
そんな事を思ったりする事も
古書の楽しみの一つである。

この本に限定されず、
古書というのは、グルグルと回る物だ。
自分が架蔵している、古書群も
今までに色んな国、時代、持ち主を経ており、
今、現時点では、一時的に、
自分が持っているものである。
しかし、諸事情(死等)により、
また、私の手を離れ、
その本が焼失、破棄しない限りは、
私が死んだ後も、何十年もの間(或いは何百年もの間)
読書をする人(所有者)を楽しませる事だろう。
言わば私が持っているのは
仮住まいな様なもので、
永遠に生きる事は出来ないと同じに、
永遠に本を持つ事は出来ない。
そう私は思うのである。

この本はカバー(手製カバー&本付属のグラシン紙)と箱に
収められていた為に、保存状態が良く、
背が茶色く変色している他は真っ白で新品同様である。
装丁は佐藤 敬。
変色が全く無い為に、表紙絵が美しい。
戦前の本といえば、茶色く変色した本ばかりで、
昔の面影(当時の色彩を思わせるもの)など皆無に等しいが、
本来の色はこんな感じなのだと実感出来る本である。
今でも充分に通用するデザインであり、
戦前のデザインのレベルが高い事を証明する本でもある。

 *表紙は真っ白であり、
  刊行当時のままの色彩(和裁をしている絵)

  蛇足であるが、この表紙に描かれた娘は
  着物姿である。
  今では着物等というものは滅多に
  着るものでは無くなってきているが、
  戦前まで一般的には着物が多く、
  生活密着しており、一寸したものは
  手縫いで拵えていた。
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2005年06月11日

6月11日 美しい本 陶山務 訳 『独り想ふ』 第一書房(1934) 29冊目

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今回紹介するには、シュライエルマヘル著
陶山務訳「独り想ふ」である。
1934年1月に第一書房(長谷川巳之吉)から刊行された。
第一書房は良い装丁本を数多く刊行した出版社である。
それらの中でも、この本の装丁は実に美しい。
装丁は背角革マーブル装(クォーター装)天金であり、
マーブル紙は日本で作られたマーブル紙を使用している。
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2005年06月05日

6月5日 倉橋由美子著『スミヤキストQの冒険』26冊目

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孤島の感化院に展開する奇妙な革命劇
工作員Qをとりまくグロテスクな人間達
倉橋由美子が四年の歳月をかけて結晶させた
待望の野心的書下ろし作品
(本書帯宣伝文より抜粋)

この奇妙な小説は何だろうか。
一種の寓話なのだが、余りにも奇妙すぎる。
この不思議な世界観には感嘆せずにはいられない。
これほどの小説を書ける逸材は恐らく今は居ないだろう。

1969年4月講談社より刊行。
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2005年05月29日

5月29日 エロティシズムと残酷の総合研究誌 『血と薔薇』 24冊目

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今回は本では無く、雑誌を紹介する。
その雑誌は、今まで伝説の雑誌と言われ、
近年復刻もされた、「血と薔薇」〜LE SANG ET LA ROSE〜である。

昭和四十三年に天声出版から、エロティシズムと残酷の総合研究誌と銘打ち、
「血と薔薇」(四号で廃刊)という雑誌が出版された。
三号まではフランス文学研究者、故澁澤龍彦が責任編集。
執筆陣は今となっては豪華なメンバーばかりである。
三島由紀夫、稲垣足穂、植谷雄高、中田耕治、生田耕作、種村季弘、
澁澤龍彦、植草甚一 等々。
巻頭には、特集T「男の死」と題され、三島由紀夫がモデルとなり、
「聖セバスチャンの殉教」と名付けられた、写真が記載されている。
他にモデルとなった人物は澁澤龍彦、唐十郎 等・・・。

まだ文学者が文学者たる意識を持ち、
まだ矜持を保持し、まだ時代が文学を認めていた頃の雑誌だと言える。
そして、まだ文学が生きていた・・・そんな時代の雑誌でもある。


 *或いは・・・まだ文学がインテリの小道具となった時代、
  そして文学を語るのが別段珍しい事でも無かった時代、
  それに文学全集が出版され、書棚を飾っていた時代である。
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