2012年06月01日

アブサン 『スイスアブサン・キュブラー キュヴェ・ドゥ・サントネール』

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「とりあえずビール」という言葉がある。
日本では毎夜毎夜、飲み屋で、これほど連呼されている言葉はあろうか。
もし日本でアブサンがビールみたいにありふれた酒であったなら
私はアブサンにはまらなかったはずである
もし金やダイヤが道端の石ころのように
ありふれたものだったならば、誰がそれを欲しがるだろうか。
逆にアブサンがありふれた酒で、ビールが何かの理由で
希少な存在ならば、私はビールにはまったかも知れない。

酒は女には共通点が多い。
嵌る男が数多いて、それが原因で破滅したりする。
それが楽しみで生きる男もおり、それが生きがいだったりもする。
私が始めてアブサンを飲んだ時、衝撃を受けたものだ。
こんな酒があったのかという思いであった。
またアブサンの独特の香りが素晴らしい。
日本はアブサンの先進国とはとても言えないし、
また数年前まで日本のアブサンの流通は微々たるものであった。
最近は少しは輸入されているが、多種とはとても言えない状況である。
それほど世界には日本には輸入されていないアブサンが溢れている。
日本では薬草酒と言えば、養命酒な位なもので、あれは薬であり、
常用するものではない。
日本どこでもビールや日本酒やワインは飲めるが、
アブサンはそうはいかなかった。
現在アブサンは日本の酒造メーカーでは作られておらず、
今、日本において購入可能なアブサンは全て輸入品である。
そんな状況で、なかなかアブサンに接する機会が皆無であった私が、
数年前初めてアブサンを飲んだ時は、ただ驚きと新鮮さであった。
酒のつまみには珍味ということが書かれていることが多い。
人は珍味ほど時には食べたくなるものである。

今、現在のアブサンの我が国への輸入状況を見てみると
やはり思った通り、需要と供給のアンバランスが見られる。
アブサンに限らず、商品の流通はどんなものであれ、
アンバランスである。血の巡りが悪い輩がこう言う。「物が売れない」
私はMBAは持ってないが、持って居なくてもこんな事は自明であって、
売れない物を仕入れていれば、そりゃ売れないさ。
売れるものを売れば、宣伝なんかしなくても勝手に売れる。
アブサンに関しても、珍しいアブサンは、足が早く、すぐ売れ、
いつも品切れであり、逆にどこでもあるアブサンは、
当然だぶつき、供給過多になっている。
人の心を掴む商品、人の心を掴む事ができれば、物は売れる。
箔付け(権威主義)には確かにMBAは有効だろう。
しかし、それは所詮虚仮威しに過ぎず、結局は顧客が
何を求めているのかを把握することが先決だろう。

初心者向きのアブサンと通向きのアブサンがあり、当然初心者向きの
アブサンほど、だぶつき気味である。通というのはどんな分野でも
ありふれたものなど買いやしない。希少なもの程欲しがるものだ。
誰もが仕入れしやすいものほど、供給過多になる。
誰もが仕入れられないものほど希少になり、通ほど欲しがる。
ビジネス書でありがちな、なんたらに学ぶとかMBAとかはどうでもいい事だ。
人が欲しがるものを作ったり、また売る事が出来れば、
何もしなくても、勝手に売れていく、勿論宣伝なんか不要。
これこそ商売の基本中の基本である。これを忘れている商売人が多すぎる。
アブサンが隆盛を極めた19世紀〜20世紀初頭の、
同時代のフランスの挿絵本を眺めながら、アブサンを嗜む。
これこそ密かな楽しみと言えるだろう。
私の手元にある、フランスの挿絵本の元所有者
(フランス・ベルギー・スイス等のフランス語圏)は、
庶民的なアブサンは飲むことはまず無かったであろうと推測される。
アブサンにも等級があり、低級〜高級まで各等級がある。
庶民は当然高級なアブサンは飲むことが出来なかったと思われる。
今、現在、日本に一般的に輸入されているのは価格帯も高い、
昔で言えば高品質な高級なアブサンのみである。

今回、兵庫県西宮市にある、オザキトレーディングから、
「キュブラー アブサン」のアブサン禁止100周年記念ボトル、
「キュブラー キュヴェ・ドゥ・サントネール」(限定数3000)を購入した。
キュブラー社はスイスアブサンの老舗であり、
「キュブラー アブサン」はスイスアブサンンの中でも、
今日、最も知名度がある。
通常の「キュブラー アブサン」と「キュブラー キュヴェ・ドゥ・サントネール」の
違いは、中身は同一であるから、ただボトル(それに箱)の違いだけである。
価格は微々たる違いしかないので、どうせならと
「キュブラー キュヴェ・ドゥ・サントネール(Cuvee du Centenaire)」を購入。
アルコール分53%
ツヨシ 9PPM(WHO法定基準値以内)
500ml
ラベルは紙のラベル貼り付けではなく、瓶に直接印刷。
無色透明のアブサン。
これであの緑かかった色なら感じも出たのだが。
「アブサンが薄い緑である」という刷り込みのせいである。

さて、肝心の今回購入した、キュブラーアブサンの味はというと
嫌な癖もなく大変飲みやすく、大変バランスが取れた完成された味と言える。
万人に受け入れられる味ではあるが、反面、熱狂的な支持者は
出来にくい味とも言えなくもない。
今回、購入先のオザキトレーディングは日本のアブサン輸入の
先駆者、パイオニアと言える存在で、またキュブラー社アブサンの
日本正規代理店でもある。
オザキトレーディングからは初めての購入だが、梱包が大変丁寧で、
好感が持てる。
日本のアブサン輸入における、(オザキトレーディング代表である)
尾崎親の功績はとても大きい。
日本でアブサンが最も手に入りやすい地は兵庫
(或いは大阪を含めた関西圏)ではないだろうか。
それほど扱う店舗、或いは飲み屋が多い。

いつも思うことだが、商売で人の尻馬に乗るとか、
他人の褌で相撲をとる輩はとても多い。
(私のブログにもそんな輩が毎日やってくる)
しかし商売というものは、先んずれば人を制すであって、
二番煎じでは決して無い。
これが判らない、生半可な商売人が多くて辟易する。
人と同じ様なことをやって何が面白いのだろう。私はそう思う。
人がやったことがないこと、手をつけることがない事に
果敢に挑戦してこそ商売人だろうに。
他人と同じ趣味、同じ考えをし、生涯他人に踊らされ続けて、
死ぬというのもそれは一つの人生だろう。それは否定はしないさ。
しかし、それは私には面白い人生とはとても思えない。
私は一切のギャンブルはしない。宝くじも買わない。
しかし、誰も手をつけたことがない事への挑戦はすることにしている。
それが私流のギャンブルである。
確かに人が今までやったことがない事への挑戦は困難である。
そこには手引書もマニュアルなんか何一つ存在しないからだ。
しかし、それだけやりがいはあることは確かだ。

私もアブサンの輸入を考えなかったと言えば、それは嘘になる。
しかし、もし、それを考えたとしても今はまだまだ先の事になりそうである。
まだ日本に既に輸入されているアブサンを全て飲んでいないからである。
それを全て飲み、それから、輸入を考えても遅くはないはず。
(しかし今、現時点での日本へ輸入されているアブサンは
海外価格との差はそれほど殆どないので、手間と送料を考慮すると
当然ながら国内で買った方が良い)
まだ日本の誰もが手に取ったことがない、また見たことがない
フランスの挿絵本を入手し、実際に手にとり、眺めてみたいと
同じような気持ちで、まだ日本に輸入されていない、
まだ日本人が飲んだことがないアブサンを飲んでみたいと思っても、
それは私にとって決して不思議なことではない。
それが全て終わるまでまだまだ死ねない。
(酒も本も普通のものには飽き飽きしている)
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2005年05月23日

へルメス・アブサンを飲む

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これはサントリーがこの間まで製造していた、
へルメス・アブサンである。(まだ探せば見つかると思う)
アブサンの中での評価は高くない。
しかし、この間買った「アブサン・チェコ」よりは
まだアブサンの匂い・味がすると思う。
posted by zola at 00:07| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年05月13日

アブサン・チェコを飲む

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「アブサン・チェコ」(Palirna U Zeleneho sromu Absinth 500ml 70%)
と呼ばれている酒をネットで注文、飲んでみた。
なまじっか期待したのが良くなかったようだ。
味は・・・・。
果てしなく人工的な味、酒というよりも薬品に近く、
アニス、ニガヨモギの香りもしない。
(まだサントリーのアブサンの方が飲めるというかアブサンに近いと思う)

日本では薬草酒は養命酒位しか無いので、アブサンのような薬草酒は新鮮に感じる。
posted by zola at 19:23| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ヴェルサントを飲む

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私はそれほど酒を嗜む方ではないのだが、
酒はヴェルサント(アブサン=ニガヨモギの薬草酒)を飲む。
posted by zola at 03:20| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする